当院の大腸カメラ検査の特長 feature of colonoscopy
経験豊富な内視鏡学会専門医・指導医による大腸カメラ検査
当院の大腸カメラ検査は、日本消化器内視鏡学会の専門医・指導医の資格を持ち大学病院、大規模中核病院の最前線で豊富な経験を有した医師が担当いたします。
最新の内視鏡システムを用いた正確な内視鏡診断
当院では大学病院などhigh volume centerで導入されている富士フィルムメディカル社の最新の内視鏡システムを導入しています。標準搭載されているBLI(Blue Light Imaging)やLCI(Linked Color Imaging)などの画像強調内視鏡を併用することでより精度の高い検査を行うことができます。癒着が高度の患者様など例外を除いて、全例で拡大内視鏡を搭載した内視鏡で観察しますので、質の高い診断精度を提供いたします。
AI診断技術を用いた内視鏡診断
当院では「CAD EYE」というAI診断技術を用いた内視鏡診断支援機能を導入しています。AIシステムが大腸カメラ検査中に病変など注意して観察する必要がある部分をリアルタイムに検査者に知らせ、腫瘍か非腫瘍かの鑑別を支援する機能を有しております。経験豊富な内視鏡専門医・指導医とAI診断機能がダブルチェックを行うことで、より精度の高い検査が可能となります。
感染症に配慮した安心・安全な検査体制
日本消化器内視鏡学会で設定したガイドラインによって、内視鏡のスコープなどの使用後の洗浄・消毒について規定を設けています。 当院このガイドラインに従い、患者様ごとに高水準消毒薬を使用し専用洗浄器を用いて洗浄・消毒を徹底しておりますので安心・安全です。 処置具はすべてディスポーザブル製品(1回きりの使い捨て製品)を使用しています。
胃カメラ検査と大腸カメラ検査の同日実施可能
当院では、胃カメラ検査と大腸カメラ検査を同日に連続して受けていただくことが可能です。検査のための事前準備や診察予約と食事制限は1回で済みますので、忙しい方向けの検査体制を提供いたします。
鎮静剤を使用した苦痛の少ない大腸カメラ検査
大腸カメラ検査というと、思い浮かべるのは「つらい」「苦しい」「恥ずかしい」ひいては「痛い」というイメージから敬遠されている方も多くいらっしゃると思います。当院では、苦痛を少なく安心・安全に内視鏡検査を受けて頂けるよう考慮し、様々な選択肢の中から患者様のニーズに合ったスタイルの検査を提供します。ご不安な点や懸念があればお気軽にご相談いただければと思います。
土曜日と日曜日も検査実施可能
平日はお仕事が忙しくなかなか検査の時間を確保が困難な方でも、検査を受けていただけるように、土曜日と日曜日に胃カメラと大腸カメラ検査を実施しております、お気軽にご相談下さい。
検査終了後は、患者様は眠ったままリカバリールームへ
大腸カメラ検査を、移動式のストレッチャーベッドで行うため、検査終了後、患者様に起きていただいて車いすに移動したりすることなく、スタッフがストレッチャーベッドをリカバリールームへ移動いたしますので、お手を煩わせることはありません。お腹の張り具合や鎮静剤の種類や投与量を考慮して覚醒してからの診察までの時間を想定します。
本家・本流で学んだ「軸保持短縮法」による優しく安全で丁寧な挿入法
大腸カメラというワードで検索をかけると「軸保持短縮法」というワードを金科玉条のように引用しているのを目にします。
「軸保持短縮法」とはどのような挿入法かというと、S状結腸や横行結腸のたわんだ腸管を短縮し、内視鏡軸と腸管の長軸(方向)を一致させて、腸管内の空気吸引で奥側のひだをたぐり寄せ、かつ内視鏡の軽度のひねりを加えた引き操作でなるべく最短距離を保持しながら、ひだをたたみ込んで挿入する方法です。
つまりこの方法を会得している内視鏡医であれば、腸管を極端に伸ばしてしまうことによる痛みやリスクが生じることなく、約1.5m程度の長さの大腸を、ひだをたたみ込みながら70-80cm程度で挿入される大半の患者様に優しく安全な挿入法を提供できるわけです。
偶発症の少ない内視鏡学会専門医・指導医による検査
現在まで大腸内視鏡において2万例以上の経験を積んできました。複数回の腹部手術歴がある患者様、今までどこで検査しても盲腸まで到達したことがなかった患者様など、癒着で高リスクの患者様を多数依頼されてきました。運も味方したのかもしれませんが、キャリアで大腸内視鏡挿入による穿孔(穴があくこと)はいままで0件です。
院内で下剤を服用していただくことができます
院内で下剤服用を希望される患者様は、仮予約の際に大腸カメラ予約と院内下剤内服をご選択ください。遠方にお住まいであっても、安心して検査を受けていただくことができます。ご自宅の方が寛いで気兼ねなく排泄できるという患者様は、ご自宅での服用をお勧めします。
炭酸ガス(CO2)送気装置を使用し、検査中と検査後の腹部膨満を軽減します
検査中に送る気体を空気ではなく吸収されやすい炭酸ガス(CO2)を使用することにより検査中あるいは検査後の腹部膨満感が短時間で消失します。安全面の心配はありません。ただし、肺気腫などが原因で呼吸状態などが通常よりも悪い方の場合は使用できないことがあります。