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好酸球性食道炎 eosinophilic esophagitis

好酸球性食道炎とは

好酸球性食道炎とは主に食物抗原に対する遅延型アレルギーによって、白血球の成分の構成因子である好酸球が主体となって食道上皮に浸潤し、慢性的に炎症が持続し、食道運動障害や食道狭窄を引き起こしたりする病気です。

好酸球性食道炎の症状とは

  • 食道がつかえる感じ
  • 胸やけ
  • 胸痛
  • 腹痛
  • 嘔吐

好酸球性食道炎の診断

胃カメラ検査を行い、好酸球食道炎に特徴的な所見を把握し、さらに粘膜を採取し(生検)、組織検査を行います。 症状と生検による組織診断の2項目が揃って確定診断となります。

胃カメラ検査について

好酸球性食道炎の治療

プロトンポンプ阻害薬(PPI)やカリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)により、酸分泌を抑える薬物を内服していただくのが第一選択となります。 この内服治療で有効性が認められない場合は、ステロイドの局所投与やステロイドの内服治療、抗アレルギー薬の内服治療などを行います。

原因食物除去や食事療法がおこなわれる場合もあります。 食道狭窄による嚥下困難感・つまり感が強い場合には、内視鏡的バルーン拡張術が行われます。

参考文献)
幼児・成人好酸球性消化管疾患 診療ガイドライン2020 年 9 月 14 日編集
厚生労働省好酸球性消化管疾患研究班